カジュアル・ダイニングとは、通常のファミリーレストランよりも少し高級感を持たせた外食産業の業態を指す言葉ですが、近年、アウトバック・ステーキハウスやアップルビーズなど、アメリカ最大級の外食チェーン店がブラジルへ進出し大変な人気を呼んでいます。
アウトバックは、世界22カ国で1,050店舗を展開していますが、ブラジルでは既に41店舗を数え、世界で3番目に多い店舗数になっているとポルトガル語の新聞が伝えています。
記事によれば、サンパウロ市内のショッピングセンター内にあるアウトバックでは、3?4時間待ちの時すらあるという活況を呈しています。
2010年にブラジルから撤退して間もないカジュアル・ダイニングの元祖TGIフライデーズは、このブームに乗って改めて再進出を計画中だということです。
一方、日本食ブームも全く衰えを見せず、牛丼のすき家がここ数年の内にサンパウロ市内で早くも10店舗を構えるに至っている他、気がつかない内に新しい日本食レストランが誕生しています。
失業率の低下を背景にして国民の可処分所得が増加したためか、レストランのみならず、様々なレジャー施設も賑わいを呈しており、ブラジル国民の消費志向に改めて驚かされています。
以上 次回の"ブラジルからの報告"をお楽しみに!!