来年2014年6月、サッカー・ワールド・カップ(W杯)がブラジルで開催されるのは周知の通りですが、開幕戦が行われるサンパウロのイタケロン競技場を含め、いくつかの競技場がまだ完工には至っておらず、今もなお工事が続いています。
FIFAによれば、W杯観戦チケットの第一次申し込み受付が10月10日に締め切られ、供給枚数を大幅に上回る620万枚弱の申し込み者数に達しました。
11月初旬に厳正な抽選を経て、申し込み者全員へ結果が伝えられますが、抽選に漏れた人でもいずれ第二次、第三次の申し込み機会があるようです。
第一次申し込み者数では、国別でやはり開催地のブラジルが圧倒的に多く全体の70%、次いで米国6%、アルゼンチン4%、ドイツ2%と続いており、また遠距離の日本からも69,806枚(1.1%)あったようです。
今年6月、ブラジルでW杯の前哨戦となるコンフェデレーションズカップが開催された際、100万人に達する規模の反政府抗議デモと重なり、治安コントロールの面でも新たな問題を提起させました。
W杯開幕まで残り8ヶ月を切り、各開催競技場の早期完成と治安維持への万全な対策を目指して当局は本腰を入れ始めています。
以上 次回の"ブラジルからの報告"をお楽しみに!!