

第 36 回 "ブラジルの失業率と治安との関連性" 
5年ほど前まで10%前後で推移していた国内失業率は、2010年以降5%台という水準へと低下し、安定的な推移をしています。
内陸部に工場のある企業では、人手不足が深刻になってきました。
ここ数年、外国企業のブラジル進出が活発に推移している上、国内企業の設備投資も続き、労働市場にちょっとした変化が生じています。
労働者は働く場所さえあれば良かったという時代が過ぎ去り、より賃金の高い企業へと流れる傾向が出てきました。
そのため、低賃金労働者をあてにしている業界では、労働力確保に頭を痛めています。
一方、治安面では連日のように強盗殺人が報道されていて、失業率の低下と治安は全く別物であるという状況を呈しています。

3月13日には、サンパウロ市で覆面武装した15人組が銀行のATMを4台爆破して現金を奪うという事件が発生しました。
深夜3時頃、強盗団は路線バスを強奪して銀行が面している道路の端にバスを横付けにして、警察の到着を妨害し、ATMを爆破し現金を奪って逃走しました。
ATMの上部に取り付けられていたカメラが強奪の様子の一部始終を捉えており、部分的にテレビのニュースで流されました。
その映像は、映画の1シーンを彷彿させるほどの大胆さでした。

警察が到着した頃には、強盗団は既に現金を奪って逃走し始め、逮捕者は一人も出ていません。
また、一戸建て家屋への武装強盗は勿論のこと、安全神話の強かったマンションでさえも強盗事件が多発するようになりました。
守衛や警備員をピストルで脅して拘束し、マンション内へ潜入して強盗を働くという手段で、以前にも増して手口は巧妙化・悪質化しています。
ブラジルの治安は、失業率の低下によって良化するものではなく、銃砲取締りと重罰によってのみ改善するとの認識を新たにしています。
以上
次回の"ブラジルからの報告"をお楽しみに!!


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