

第1回 "ブラジルの経済について" 2008/08/02
7月29日付けエスタード・デ・サンパウロ紙より
ブラジルの今年度上期の国際収支赤字は、強く推移している国内通貨レアルを背景に、1947年にこの統計が始まって以来最悪の結果となった。

中銀の説明によれば、外資系企業による本国への利益送金が2007年上期に比べて93.6%増加し190億ドルに達したのが最大の理由という。さらに、国内需要の加熱を背景に輸入が急増、 同時期の貿易黒字が昨年同期比44.8%落ち込んで113億ドルへ低下したことも大きな要因といえる。
中銀によれば、この間外国からの設備投資による外資流入が160億ドルあって充分相殺されている上、過去12ヶ月間の対外赤字がGNP比1.32%と小さく、全く心配するに値しない数字だという。カントリーリスクが似ているインドやコロンビアに比べ、 赤字額は非常に小さいと中銀は補足しているが、憂慮すべき事態との意見を唱える経済学者も少なくない。

また、ここ数年来続いているブラジルの強い通貨は、国外旅行を益々活発化させ、6月にはブラジル人が国外旅行で費やした額は10億ドルを突破、これも統計史上新記録となった。
一方、国内インフレ台頭への懸念から、中銀は公定金利を7月半ばに年0.75%アップさせて年間13%となったことを背景に、それまで株式投資に向けられていた外国マネーが銀行定期預金へ大幅に移動、サンパウロ株式指数は連日の下げをみている。
因みに、6月末時点で外国投資家による銀行定期は9億レアルであったものが、昨日時点では32億レアルに急上昇している。
次回の"ブラジルからの報告"をお楽しみに!!



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