

第 56 回 "リオ・オリンピックを目前に控えたブラジルの景況感" 
6月12日はブラジルでは恋人の日。

クリスマス、母の日に次いで、小売業界では3番目に売行きが見込まれるイベントである。 全国商店経営者連合会が6月13日にまとめた報告によれば、恋人の日週間である5〜11日週の売上げは前年同期比で15%減となり、ここ7年間で最も大きな落ち込みを記録した。
また、サンパウロ州商業連盟の調査によれば、前年同期比で実質11%の減収だったと伝えている。
一方、ブラジル小企業支援サービス機関がサンパウロ州内にある中小企業の実態を調査したところ、2016年4月の実質売上高は前年同月を12.4%下回った。
この結果、前年同月割れは16ヶ月連続となり、中小企業の平均売上高はリーマンショック後の2009年のレベルに逆戻りしたという。
また、個人零細企業の売上げは前年同月比で19.9%減となり、中小企業を上回る落ち込みを呈した。
大企業に関しては、5月の自動車生産台数が前年同月を18%下回り、5月としてはここ12年で最低を記録したのをはじめ、機械、化学、繊維など、大半の業界が不振状態に喘いでいると伝えられ、今年度下期の見通しにも全く良化の兆しが伺えないとしている。
ここ1年半という長期間に亘って不景気に晒され続けてきたブラジルは、失業率の増加、労働者実質所得の低下、国内消費の減退、暫定政権に伴う政治経済の不確実性などを背景に、治安の悪化はますます深刻化している。
リオ五輪の開催が迫った今、国際テロへの心配よりも、ブラジルへ押し寄せる大勢の外国人旅行者らの身の回りの安全に憂慮すべき状況であろう。
以上 次回の"ブラジルからの報告"をお楽しみに!!


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