

第 53 回 "水不足が深刻さを帯びてきたブラジル" 2014年10月2日
今年大雨による災害が後を絶たなかった日本とは対照的に、ブラジルでは降雨が少なく貯水池の水位が大幅に低下、各地で水を巡るトラブルが多発しています。

東北部のセアラー州では、9月に入って州の96%に相当する市町村で干ばつによる緊急事態宣言が出されました。
それに伴って、同州のダム周辺地域では水を奪う為の土地不法占拠や、農場主が水を確保するために殺し屋を雇うところも出現、水を巡る命懸けの抗争が繰り広げられています。
また、サンパウロ大都市圏周辺では、サンパウロ北部に位置する大貯水池が干上がり始め、水不足は徐々に深刻さを帯びてきました。
サンパウロから70kmほど離れたイツー市(W杯日本代表選手団が合宿した市)では、給水制限が厳しさを増してきた事に反対して9月22日に市民らが抗議デモを断行、市役所へ投石する暴動へと発展しました。
このイツー市に工場を持つブラジル・キリンビール社では、操業に重大な影響をもたらす節水がなされていない事から、産業界への給水は充分に行われてきた背景が伺え、一層市民の反発を買ったものと見られます。
サンパウロ市内では、地区によって時間帯による給水量制限はなされていますが、断水は報道されておらず、水道局が節水のチラシを配って市民へ水の節約を喚起しています。
地球的規模の異常気象が続く中、まとまった降雨が切に望まれるブラジルです。
以上 次回の"ブラジルからの報告"をお楽しみに!!


依頼される理由 Top10
よく承るご質問 Top10
お客様の声
第 40 回 2012/10/14
第 41 回 2012/10/26
第 42 回 2012/12/07
第 43 回 2013/02/16
第 44 回 2013/04/24
第 45 回 2013/06/24
第 46 回 2013/08/13
第 47 回 2013/09/17
第 48 回 2013/09/29
第 49 回 2013/11/28
第 50 回 2014/03/21
第 51 回 2014/05/13
第 52 回 2014/08/10